2014-01-01から1年間の記事一覧

きょう届いた中古CD

ヴォルフガング・リーム『ピアノ作品集』(演奏:マルクス・ベルハイム。NEOS) ジェームズ・ディロン『室内楽曲集』(MONTAIGNE)

きょう買った古書と新刊

ジョナサン・クレーリー『知覚の宙吊り 注意、スペクタクル、近代文化』(訳・岡田温司、大木美智子、石谷治寛、橋本梓。平凡社) 『マラルメ詩集』(訳・渡邊守章。岩波文庫)

朝、バスで大阪に着く。そのままぐたぐたと帰る。柚子の蒲団で眠っている「しま」とちょっと遊び、風呂に入る。 TVで特別養子縁組のドキュメンタリをやっている。兎に角、子供というものを、じぶんの子供と考えてしまうのがややこしくなるのだろう。これは、…

朝起きて風呂の中で絲山秋子の『離陸』を読み終える。絲山の小説を読むのは、確か、ギブスのときに課題で選んで『袋小路の男』を読んで以来。さまざまな「離陸」の瞬間のイメージを点描するように繋いでゆく。「ごろごろと滑走路に向かった飛行機が息を整え…

絲山秋子の『離陸』を読んでいる。「釣りをする人間ならわかる。土地でないところに名前をつけるのだ。このあたりで釣れたとか、あの辺まで足を伸ばせばとか、見当をつけるために名前をつけ、それが人づてに伝わっていく。記憶するために名前があるのだ。」

絲山秋子の『離陸』を読んでいる。「ただ、なんとなくどこかの美しい水辺で玉手箱を開ける自分の姿だけは浮かんだ。そしてからっぽの玉手箱なんか開けたって何の変化も起こらないのだ。」

絲山秋子の『離陸』を読み始める。「湖が結氷しているときには、腹に響くような異様な音がする。遠くの山で発破でもかけているのではないかと思うような、或はどこか見えないところで演習でもやっているのかと思うような、ごーん、ずどーん、という音が不規…

きょう買った新刊

宇佐美文理『中国絵画入門』(岩波新書)

仕事を終えてからセンター街のジュンク堂をぶらぶら。細見和之の『フランクフルト学派』を買うつもりが、ぱらぱら読んでみた宇佐美文理の『中国絵画入門』が面白くてそちらを買って帰宅する。

昼過ぎから出かけてアートコートギャラリーで柳澤顕「flicker forest」展と東島毅「みずの自画像」展をみる。地図を読み違えて天満橋を経由して裁判所のほうへ出て、古本屋を覗いてからギャラリー白の「」展とギャラリー白3の「」展を覗いて、オーギャラリ…

仕事を終えてから元町までぶらぶらと出てるが病院は午後から休診で、ギャラリーヤマキファインアートまで出て、河口龍夫と狗巻賢二の展覧会をみる。どちらも始めてみる。まずは河口の、一見すると小さな棺桶の如き無骨な成りをしている「DARK BOX」の、鉄を…

きょう届いた古書

イアン・マキューアン『黒い犬』(訳・宮脇孝雄。早川書房)

蒲団の中に「しま」が潜りこんできて、私の両足の間で眠っている。ちょっと肌寒くなってきた。 昼過ぎ、風呂に入ってキジ・ジョンスンの「ポニー」を読む。些かシラける。「スパー」(と、その絵解きみたいな「シュレディンガーの娼館」は露骨過ぎて小説とし…

きょう届いた古書

土方定一『評伝レンブランド・ファン・レイン』(新潮社)

台風で昼過ぎから電車は停まるとのことで、終日出かけず、部屋でSKE48の動画をみたり、インタヴュの文字起こしをしたりしてずっと過ごしている。 徐々に台風が近づいてきているらしい午前中から昼過ぎにかけて、ときどき遠くで雷鳴が轟く。そのたび、鈍く重…

きょう買った新刊

ソポクレース『アンティゴネー』(訳・中務哲郎。岩波文庫)

仕事を終えてから三宮で古本屋とセンター街のジュンク堂に寄ってぶらぶらして、柚子から頼まれた牛乳と卵を買って、帰宅する。スーパーを出た途端に、雨がぼつぼつと滴りはじめる。明日は大きな台風がくるらしい。

きょう届いた古書

本多秋五『物語戦後文学史(全)』(新潮社) 『現代フランス文学13人集(第一巻)』(新潮社) アルベール・カミュ『異邦人』(訳・中村光夫)、フィリップ・ソレルス『奇妙な孤独』(訳・清水徹)、ジャン・ジュネ『黒んぼたち』(訳・白井浩司)

『消えた画』をみる

洗濯物を取り込み、夕方から出かけて第七藝術劇場でようやくリティ・パニュの『消えた画』をみる。ふと、大島渚の『忍者武芸帖帳』を思い出した。語りえぬものを、決して語らぬもの(泥人形)を用いて、語ってゆく。フィルムにはっきりと映っているが、映っ…

きょう届いた古書

平野謙『昭和文学の可能性』(岩波新書)

職場を出ると皆既月食はもう殆ど終わっている。仕事の帰りに123君と電話で駄弁る。 ヴェントゥーリの『絵画鑑賞入門』を読んでいる。

朝、いちばん上に積んであった東浩紀の『弱いつながり』を手にとって、読みはじめる。洗濯物を干して、仕事に行き、帰路、『弱いつながり』を読み終える。新井紀子が『ロボットは東大に入れるか』で記していた、「近い将来、性別や所得、学歴や日頃使う語彙…

きょう届いた古書と買った古書

フィリップ・ソレルス『ニューヨークの啓示』(訳・岩崎力。みすず書房) 村上靖彦『摘便とお花見 看護の語りの現象学』(医学書院) 『美術手帖(1971年12月号)』(美術出版社)

夕方から病院へ行く。 元町の古本屋を覗いて帰宅する。 夜、H監督と電話で駄弁りながらネタ出し。

朝起きて風呂に入り、湯船に浸かりながらソルジェニーツィンの短篇「マトリョーナの家」を読み終える。 毎晩、マトリョーナがもう眠りにおち、私一人が机にむかっていると、時たま、ネズミが壁紙のむこうをガサゴソと走りぬけ、その音におおいかぶさるように…

きょう買った古書と届いた古書

松村一人『弁証法とはどういうものか』(岩波新書) 清水純一『ルネサンスの偉大と頽廃 ブルーノの生涯と思想』(岩波新書) 秋山駿『魂と意匠 小林秀雄』(講談社) T・W・アドルノ『否定弁証法講義』(訳・細見和之、高安啓介、河原理・作品社)

昼から出かけて鍼に行き、それから元町の古本屋をぶらぶらして、病院に行き、帰宅する。

飯島洋一の『「らしい」建築批判』を読んでいる。

効率的に朝からぱぱっと出かけるつもりが案の定、昼過ぎまでだらだらとしてしまい、洗濯物を取り込んで、夕方から梅田まで出てギャラリーをぶらぶらする。 天野画廊で小泉光子「物語はつづく」展(発想はミニマリスティックで、手法は「手芸」)。ギャラリー…

洗濯物を干す。「しま」はちょっとだけベランダに出て、ゴロゴロしてから、すぐに引っ込む。 彼岸で坊主がやってくる。ときどき来る若い僧侶で、彼の抑揚たっぷりの朗朗たる読経を聴いていると、いつも、黛敏郎の曲を聴いているような気持ちになる。 カレー…