2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

きょう買った古書

ウラジーミル・イリイチ・レーニン『国家と革命』(訳・角田安正。ちくま学芸文庫)

労働と罅。

朝は六時に起きて、日雇のアルバイトに出かける。夕方の五時半までの契約だったが四時頃には終わり(当然支払われる賃金は五時半までである!)、駅前のマクドナルドで飯を食い、画家のやまもも君と少し電話で話す。 それから三宮へ出て、サンパルの上の古本…

きょう届いた古書と買った古書

オットー・ペゲラー(編)『ヘーゲルの全体像』(監訳・谷嶋喬四郎。以文社) 中野重治『斎藤茂吉ノオト』(筑摩叢書) 飴屋法水『キミは珍獣と暮らせるか?』(文春文庫PLUS)

爪が延びるのが早い。

ずっとアバドの振る『シモン・ボッカネグラ』を聴いている。DGから出ている1977年のスカラ座とのスタジオ録音ではなく、先日中古で買った1984年のウィーンでのライヴ盤のほう。オケと歌手が大変伸びやかにうたっていて、今はかなりこちらを気に入っている。 …

きょう届いた古書と買った古書

橋川文三『現代知識人の条件』(徳間書店) 中野重治『中野重治詩集』(岩波文庫)

自転車で。

いつもより、少し早い夕方からアルバイト。その前に駅前の小さな古本屋に寄って、岩波文庫をひと塊にして並べてある棚に『中野重治詩集』があったので買う。もちろんネットでもみつけていたのだが、やはり、じぶんの身近なところにある古本屋を覗いて、その…

柚子がそろそろ起きてくる朝六時ごろ、中野重治の「村の家」を読み終える。読後、「ふうううぅぅーっ」と、詰めていた息を大きく吐きだすしかなかった。未決の息子に送る手紙の文面も良いのだが、小説の最後で、息子とふたりきりで対峙した父・孫蔵の語りが…

きょう届いた古書

アルベルト・ティボーデ『マラルメ論』(訳・田中淳一、立仙順朗。沖積舎) 大島渚『理屈はいい こういう人間が愚かなんだ』(青春出版社) 中島健蔵『証言・現代音楽の歩み』(講談社文庫) 1963年、中島が武満徹と一柳慧と、京都で豆腐料理を食べる話など…

バイトは夜八時から。

しかし、ちくま文庫(ちくま学芸文庫)の品切・絶版ぐあいって、本当に、絶句するほどのひどさだなあ……。 起きて、風呂に入ってから、中野重治の短篇「春さきの風」を読む。 風の音のなかで母親は死んだ赤ん坊のことを考えた。 それはケシ粒のように小さく見…

『水死』、凄まじい。

大江健三郎の『水死』を読み終える。これはスゴイ。前作の『臈たしアナベル・リイ総毛立ちつ身まかりつ』も良かったが、この『水死』に比べると、こちらが断然、圧倒的。ところどころ、批評への絶望がじわりと滲み出るふうでもある(考え得る読みを幾つも登…

真夜中の1時11分。

そして、私がPCのキィをぽちぽち叩いているのを、面倒臭そうに眺めている。ちょっと重い。

『かいじゅうたちのいるところ』をみる

夕方までだらだらとしている。柚子と三宮まで出て、そのままモスバーガーで夕食をとり、ミント神戸のレイトショウで、スパイク・ジョーンズの『かいじゅうたちのいるところ』をみる。 兎に角、かいじゅうたちの造形とその運動っぷりが、ほんとうに素晴らしい…

「一柳慧のいる透視図」(連載第1回)引用・参照文献

石川淳「天馬賦」『石川淳選集(第十巻)』(岩波書店)所収 秋山邦晴「新しい環境への音の演出家 一柳慧」(『オペラ横尾忠則を歌う』(ブリッジ)ライナーノーツ所収 リチャード・ブローティガン「地の風」『東京モンタナ急行』(訳・藤本和子。晶文社)所…

きょう届いた古書

アンドレ・レスレール『アナキズムの美学 破壊と構築:絶えざる美の奔流』(訳・小倉正史。現代企画室)

三回忌。

朝、蒲団に潜り込む。数時間後、買物に出ていた柚子からの電話で起こされてすぐ、義姉と姪がやってくる。買物を終えて柚子も暫らくすると戻ってくる。義姉の運転するクルマ(私は免許を取ってから一度も運転したことがない)で隣町の駅まで、私の祖母を迎え…

きょう買った古書と雑誌と届いた新刊

矢内原忠雄『「帝国主義下の台湾」精読』(編・若林正丈。岩波現代文庫) 江藤淳『漱石とその時代』(第四部。新潮選書) 『中野重治』(「ちくま日本文学全集」第39巻) 『Switch 2010年2月号「特集:闘う、大島渚」』(スイッチ・パブリッシング) 片山杜…

きょう買った中古CD

ヴェルディ『シモン・ボッカネグラ』(指揮:クラウディオ・アバド。ウィーン国立歌劇場1984年ライヴ。RCA) ヴォルフガング・リーム『狩猟と形式』(指揮:ドミニク・マイ。アンサンブル・モデルン。DG) 深田恭子『Universe』(Pony Canyon)

三宮でぐるぐる。

朝の九時に慌てて跳ね起きて三宮まで出る。週末の試験監督のアルバイトのための説明会があるのである。 終わってから三宮をぶらぶら。中古レコード屋で、クラウディオ・アバドがウィーンで振った『シモン・ボッカネグラ』のライヴ盤をみつける。こんなのが出…

きょう届いた古書と新刊と買った古書

橋川文三『増補版 歴史と体験 近代日本精神史覚書』(春秋社) 桶谷秀昭『危機と転生』(泰流社) 片山杜秀、植村和秀ほか『日本思想という病』(光文社) オルハン・パムク『わたしの名は紅』(訳・和久井路子。藤原書店)

某大の某室にて。

昼過ぎ、ようやく図書館から連絡があり、申請書類ができたとのことで取りにゆく。坂道を昇るのが億劫。すっかり運動不足である。 梅田まで出て、古本屋を少し覗いてから(オルハン・パムクが三百円)、阪急に乗ってI嬢の勤務する某大の研究室へ。去年からず…

きょう届いたDVD

ヴェルディ『ナブッコ』(演出:ギュンター・クレーマー。指揮:ファビオ・ルイージ。ウィーン国立歌劇場2001年ライヴ)

まだ途中なのだけれど、大江健三郎の『水死』がとても素晴らしい。

きょう帰ると届いていた古書と届いた古書

高山守『シェリング ポスト「私」の哲学』(理想社) 高山守『ヘーゲル哲学と無の論理』(東京大学出版会)

神奈川県立近代美術館で、内藤礼「すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」展*1 神奈川県民ホールギャラリーで、「日常/場違い」展*2 東京オペラシティアートギャラリーで、「エレメント:構造デザイナー セシル・バルモンド…

きょう買った古書

ジョン・ケージ、ダニエル・シャルル『小鳥たちのために』(訳・青山マミ。青土社) フィリップ・ラクー=ラバルト『藝術家の肖像、一般』(訳・白井健三郎、守中高明。朝日出版社) 佐藤卓己『八月十五日の神話 終戦記念日のメディア学』(ちくま新書) 源…

早朝、東京駅にバスが着く。そのまま転げるようにしてスターバックスに入り、熱いココアを舐める。村上一郎の『北一輝論』の文庫本を読み終える。面白かった箇所を幾つか書き抜いてみる。 北は、日露戦争を戦って祖国に帰った勇士たちの姿に向って、彼ら貧苦…

きょう届いた新刊と買った古書

イマヌエル・カント『純粋理性批判』(第1巻。訳・中山元。光文社新訳古典文庫) 高山守『ヘーゲルを読む』(放送大学教育振興会) amazonのマーケットプレイスでずいぶんな値段をつけて売られているが*1、放送大学教育振興会*2に連絡して在庫があれば、定価…

きょう買った新刊

湯浅譲二、西村朗『未聴の宇宙、作曲の冒険』(春秋社)

「一柳慧のいる透視図」(連載第2回)引用・参照文献

毛沢東「矛盾論」『実践論・矛盾論』(訳・中嶋嶺雄。講談社文庫) 川添登「オリンピック施設を評する 日本的なあまりに日本的なものの数々」『現代都市と建築』(三一書房)所収 桶谷秀昭『昭和精神史』(文春文庫) 秋尾沙戸子『ワシントンハイツ GHQが東…

きょう届いた古書

桶谷秀昭『中野重治 自責の文学』(文藝春秋)