日録

昼前に起きてきて、借りてきたDVDで、ケン・ローチの『わたしは、ダニエル・ブレイク』をみる。 この映画は、真黒なショットから始まる。黒い画面の上にはスタッフの名前が出てきて、その間ずっと、会話している声だけが聴こえる。映画が進むにつれて、シー…

昼前に起きてきて、借りてきたDVDから城定秀夫の『悦楽交差点』をみる。七〇分のエロ映画というフォーマットのなかに、どうやったらそれ以上のものを持ち込めるかということを城定の映画は常に模索していて、それはいつも分割によって齎される。先日今池でみ…

一年のうち三ヶ月も四ヶ月も書かないものが日記であると云えるのかどうか知らないが、また書いてみたい。 仕事を終えて久しぶりに貸ヴィデオ屋に寄ってから、帰宅してスパゲティを茹でて食べたあと、たまたまTVをつけたら時代劇専門チャンネルで深作欣二の『…

風邪でだるくてしかだがないので、ころころと眠っている。だから文学フリマもメシアンも諦めた。 秦郁彦の『軍ファシズム運動史』をだらだら読んでいる。すいすい読める本なのだが、二・二六事件が始まると事態の進展が大変ちんたらしているせいで苛々してき…

職場の近くで菊花展をやっていた。500円で盆栽みたいな菊が売っていたので、鉢をひとつ選んで買った。 秦郁彦の『軍ファシズム運動史』を読み始める。丸山眞男の弟子だったのを初めて知る(影響大である様子)。 夜中に原稿を進めるが、とても難しくて身体が…

風邪が少しよくなって、また病院に行けるぐらい元気になった柚子と神戸まで出る。私も三宮の耳鼻科で診察してもらって、ほとんど治りかけているがまだちょっと喉と鼻に残っているので薬を出してもらう。元町で待ち合わせて、味香園で食事をする。BALの無印で…

朝から町内会の溝掃除。ついでに家のぐるりの庭掃除をちょっとだけ。今年は梅の木は盛んに実をつけたが、ほったらかしなのはいつもどおり。伸び放題にのびた枝を整理してやらねばならないのだが、どうしていいやらで、先日ふと夜中に、隣の家に伸びてゆかな…

昼はマクドナルド。ご注文は以上でよろしいですかのあと、ふと、ストロベリー・サンデーも頼む。子どものころこれをよく食べていたような気がする。味とか匂いはどうしてあんなにありありと、しかもふいに、記憶の海のなかからほんの一瞬で急に浮かび上がっ…

起きてから郵便局に行き、振込。 朝から《SKEフェスティバル》公演の映像を繰り返しみている。まだスタートしてしばらくしたころのものだから、今と比べると、まだキレが弱い。しかしそれでも、この公演はほんとうに素晴らしいと思う。 出かけるつもりがだら…

僕は政治が判らないとかそういうナイーヴなエクスキューズではなく端的に、今の政権は、被害者意識に凝り固まった革命家が権力を握って、そのグループに属している連中も調子に乗って、歴史だの常識だのおかまいなしに、やりたい放題やっているその下品さが…

帰宅して、柚子と晩御飯を食べる。 井田玲音名のSRをみる。井田ちゃんは劇場でみると、とても色っぽくて、ダンスもきれいで、この子は須田のライヴァルになれる!と思える。パフォーマンスのスタイルは違うけれど(ますます表情の切り替えがすばやく切れ味鋭…

昼前まで眠る。出かけるつもりだったが出かけず。半年前に書いたじぶんの原稿を読んで頭を抱える。半日だらだらして、しかたがないのでその塊をいじりまわしながらキィをぽちぽち叩いて言葉をひねり出していたら、ようやく最近書いていたパートとの繋がりが…

きのうの夜残業しなかったのでけっきょくいつもより早く出て仕事をしている。何のことやら。もうちょっと真面目に仕事に取り組むべきなのだろうが、なかなか。とか云っているようではダメなのだが。 身体の調子があまりよくない。きのうあまり寝られなかった…

朝から雨と風がすごい。ポテトチップをふた袋食べて気持ちが悪くなる。借りてきたDVDで、森達也の『fake』をみる。佐村河内守さんの家ではうちとおなじ皿を使っていて笑う。やっかいな夫がひとりりいて、妻と猫が一匹というのは、ふと思うとうちと同じだった…

朝から『脱獄広島殺人囚』をみる。松方弘樹への追悼。やっぱり変な映画だった。大谷直子の演じる妹の家の裏で、許可のない屠畜を三国人の三人組がやっているのを藪のなかから眺めたあたりから、松方の演技のトーンが、映画のスタンスが変る。まるで懲役の数…

年があけたので、だーすーの卓上カレンダーを去年のと交換する。 夕方から柚子と出かけて、三宮で土産などを買って実家に。うちのなかの猫は七匹になっていて、いつも足許を猫が歩いている。祖母はたいていずっと寝台の上だが、母に起してもらって食卓で離乳…

「行動せずに口ばっかりの人たちは……」と話しはじめる人たちのことは、その主張の正しさとは別に、とてもアカっぽいので、なるべく遠ざけておきたいと思う。

たとえば、いつまで七〇年代のアートとか云ってるんだよ(嘲笑)みたいな連中が、その賢しらぶりのわりに、ちっとも判っていないのは、ケージだのグリーンバーグだの、そういったモダニズムのオールドマスターたちの提起した問題は、たった三〇年とか四〇年…

珍しく柚子より早く帰宅すると、「しま」が退屈だったのだろう、ぴったりとくっついてきて、膝の上でぐるぐる云っている。柚子が帰ってくると、彼女にも云いたいことがあるのだろう、飛び出してゆく。 夕食を食べると、やらないことはあるのに、今のテーブル…

河原町から阪急の始発で帰路。いちど帰宅してすぐ出社。仕事を終えて帰宅すると、柚子が病院の帰りに(どこも検査の結果に悪いところはなかったらしい。よかった)「ラジャ」に寄って、晩御飯を買って帰ってきてくれている。インド料理屋はもうどこにでもあ…

昼から出かけて、シアトリカル應典院でMayの『モノクローム』をみる。フィルム上映原理主義みたいなものを私は嫌悪するが(それはたぶん私のもうひとつの嫌いなもの――映画を祭りの素材にして、映画館を祭りの会場と、参加者のコミュニケーションの場として供…

最近は家では専ら、ディオティマQのブーレーズ《弦楽四重奏のための書》かアプガのアルバムばかり聴いているのだが、このところファーストばかり聴いている。みっちり詰まっている感じがとてもいい。

アンドリュー・カルプの『ダーク・ドゥルーズ』を読んでいる。最先端の生物学がどうのこうのとか云ってるけど、あんたのそれはガキを育てることの恍惚だろというような、産めよ殖やせよ系のドゥルーズ読みを心底から嫌悪しているが、そういう明るくてポジテ…

居間でうたた寝してしまうことも多いのでそこへ辿り着くこともあまりないのだが、枕元には『ゲルマントの方へ』を置いてあって、これを眠る前に、ちまちま読んでいる。読んでいると眼が冴えてくるが、てきとうなところでページをとじて、眠るのだ。

タルディの『塹壕の戦争』を読む。白と黒の、太めの線だけで描かれた塹壕の胸壁は泥濘で波打っているようであるがよくみると、そのうねりは兵士の死体のそれで、腕が突き出していたりする。短いエッセイ(タルディが幼いころに祖母から聞かされた、第一次大…

朝いちばんに職場に行ってちょっとだけ仕事をして、いちど抜けて病院に行き、サンパル地下の「コフタ」で久しぶりにカツカレーを食おうと思って行ったら、一週間ほど休みますと貼り紙がしてある。図書館で本を借りて、帰宅する。洗濯物を干して飯を食って、…

仕事に行き、図書館のポストへ本を返し、貸ヴィデオ屋でDVDを返して定期を買って、帰宅する。家のすぐ近くで柚子が帰ってくるのと遭遇する。本を読みながら寝る。柚子と晩御飯を食べながら、録画していた『IQ246』をみる。この織田裕二はこれまででいちばん…

DVDで黒沢清の『クリーピー』をみる。竹内結子と香川照之の顔が画面いっぱいにつめこまれるショットだったり、怪奇映画のわくわくに満ち溢れた旅のはじまりのショットだったり、最後の一連の劇だったり、これは黒沢清の映画であるというのは嬉しくなるほどよ…

昼過ぎまで仕事。職場を出ると雨。そのまま福島まで出て、ラッズギャラリーで川嶋守彦展「無記、公園」*1をみる。はじめてみる作家だが、ものすごくいい。オールドマスターへの敬意がない絵画はたいていくだらないが、オールドマスターへの挑戦がない絵画も…

職場の近くのセブンイレブンで、『100%SKE48』のvol.2(もちろんだーすーが表紙の限定版)とアプガの『サードアルバム(仮)』を引き取ってくる。5曲目の《虹色モザイク》から10曲目《ジャンパー!》までのつるべ撃ちがいい。その次の《Runway》*1って曲で…