2007-01-01から1年間の記事一覧

きょう届いたCD

『アフィニス・サウンド・レポート No.34 特集〜日本戦後音楽史〜』(鈴木博義「モノクロームとポリクローム」、篠原眞「ソリチュード」、黛敏郎「音楽の誕生」、福島和夫「月魄 ピアノ、ハープ、52の弦楽器と打楽器のための」、夏田鐘甲「管弦楽のための音…

世界を無視することなんてできない。

昼前から、姑の病院に。腸炎は少し良くなったみたいで、食欲旺盛。ちょうど義姉も来る。病院の食堂で独り、義姉に奢ってもらってラーメン定食を摂る。病院の前を、姑を車椅子に乗せて散歩する。 役所に寄ってから、帰宅する。U君と電話で話す。話しながら考…

黒沢清を再見している。

黒沢清の『回路』を観る。何故だか麻生久美子が広末涼子に見えて仕方がない。 昼過ぎ、役所に寄ってから姑の病院に。 帰宅後、黒沢清の『アカルイミライ』を観る。あららら、この映画、こんなに素晴らしかったのか!? 数年前に初めて観たときは、まるで良いと…

自由であろうとすること。

昼過ぎ、姑の病院へ。柚子が彼女の母の髪を洗う。姑の話だと、きょう、ふと思い立って、じぶんの頭髪を少し掴んで、ぐっと引っぱってみたそうだ。すると手のなかに、ごそっと髪が残って、吃驚して指を開いて、それをベッドの下にはたき落としたそうだ。抗癌…

ケージはデュシャンではない。

朝の十時からMR氏、I嬢、KB君と待ち合わせて(私は遅刻して)、皆でとぼとぼと中之島の国立国際美術館へジョン・ケージの「ソング・ブックス」演奏会*1の整理券を取りに行き、MR氏お薦めの、中津は「スパイス飯店」まで昼食を摂りに戻る。タイカレー(チキン…

きょう届いた新刊と買った新刊

蓮實重彦『映像の詩学』(ちくま学芸文庫) 廣松渉『唯物史観の原像 その発送と射程』(三一新書)

〆はラヴリィ。

昼過ぎから姑の病院へ。それなりに調子が良いそうなので、きょうも外気に触れるため、車椅子で病院のピロティまで散歩。図書館に寄り、資料やその他の書籍を借りてくる。 柚子と駅前で会い、立ち話。私はいちど家に戻る。再び出掛けて、病院から帰ってきた彼…

きょう届いた古書と新刊

和田誠『シネマッド・ティーパーティ』(講談社文庫) 廣松渉『哲学入門一歩前 モノからコトへ』(講談社新書) 黒沢清、蓮實重彦ほか『映画と写真は世界をどう描いたか』(編著・高橋世織。ウェッジ選書)

黒猫ふたりは、おばさんと少年。

昼過ぎ、姑の病院に行き、それから実家に。黒猫二匹が微妙な距離を置いて、対峙しているのを眺める。なぜか耳だけがぴんと張って、其処だけ成猫のような大きさのチビはおばさんに寄って行きたがるが、猫が大嫌いなおばさんは----彼女もわれわれが見る限りは…

きょう買った新刊

佐藤優『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮文庫)

ティーレマン&ミュンヘン・フィル in 大阪

洗濯やら風呂に入ったりして、姑の病院。『黒沢清の映画術』を読了。すごく面白かった。廣松渉を読み進める。哲学の議論のなかでは、認識論に、やはり最も興奮してしまう。 姑の病院からの移動に手間取り、I嬢の作品が聞ける演奏会に向かうが、着いたら、ま…

自由になるために。

M女史と中崎町の喫茶店で会う。女史の研究者と云う仕事に対する真摯な態度と、もっと「自由」になるための戦略に触れ、大いに感心する。資料をごっそりと借りる。 その後、少しだけジュンク堂に寄るが探している本はなく、実家に。やはり父親の蒲団のなかで…

あいまいで美しい日本で私

雨。 昼過ぎ、姑の病院に。かなり弱っているのが痛々しい。土日は調子が悪くてずっと病室だったので、外に出たいと云うから、車椅子を押して、ふたりで少し外に出る。 その後、ひとりで病院の食堂で、姑がおいしいと云う醤油ラーメンを食べる。成るほど、旨…

好きなピアノはプリペアドです。

昼前に我らが堂山カンタービレの面々と集まり、中津へ。MR氏お奨めのタイ・カレーの店に行くが日曜は休み。 少し梅田のほうへ戻って昼食を摂る。人生のプライオリティに就いて。 それからいずみホールで、「いずみシンフォニエッタ大阪」の演奏会「20世紀ア…

帰宅すると届いていたCD

松平頼則『ピアノとオーケストラのための主題と変奏、ダンス・サクレとダンス・フィナル、左舞、右舞』(指揮:高関健。大阪センチュリー交響楽団。NAXOS) ワーグナー『トリスタンとイゾルデ 第2幕、第3幕』(指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー。シュ…

ずっとバス。

朝起きて、柚子と電話で少し話し、東京に出て高速バスに乗り、帰路に。車中、この頃あちこちへ行くとき携えている文庫本の小林秀雄を読んだりしながら、小林敏明の『廣松渉』を読み終わる。そのまま廣松渉の『世界の共同主観的存在構造』を読み始める。小林…

きょう買った古書

前田英樹『小林秀雄』(河出書房新社) 佐藤優『自壊する帝国』(新潮社) 吉田健一『書架記』(中公文庫) 廣松渉『物象化論の構図』(岩波現代文庫) 廣松渉『新哲学入門』(岩波新書) 橋本治『江戸にフランス革命を!』(上中下巻。中公文庫)

本と版画と批評とあんみつ

東京駅に着き、軽く朝を食べ、やがて高田馬場に。早稲田通りの古本屋をぐるり。安い本で愉しむ。きょうも「天下一品」で昼を摂り、「高野家」と云うずいぶん年季の入った甘味処で、クリーム白玉あんみつを食べる。店内の雰囲気も素敵で、味も旨い。 信濃町ま…

黒猫たちのタンゴ

金銀に餌をやり、駅前で鯛焼きを買い、姑の病院へ。義姉もちょうど来た処。柚子に日傘を貰う。そのまま柚子の仕事場の近くまで行き、昼を一緒に摂る。柚子の職場のすぐ近くまでゆき、同僚のおばさまに挨拶をする。 いちど家に戻り、ちょっとした書き物をした…

きょう届いた新刊

廣松渉『世界の共同主観的存在構造』(講談社学術文庫) カトリーヌ・クレマン『フロイト伝』(訳・吉田加南子。青土社)

滋養豊富、風味絶佳。

今日も朝からヨッフム指揮の『トリスタンとイゾルデ』を聴いている。とても良い。 フィリップ・マヌリの作る音楽が、この頃とても気に入っていて、よく聴いている。ケージもブーレーズもシュトックハウゼンもクセナキスも出てきてしまったあとで、現代音楽を…

ほぼ終日、ウチで。

昼過ぎ、姑の病院へ。帰りに初めて入る「天下一品」でラーメン(並こってり辛子味噌たっぷり)を食べるが、ハズレ。テーブルで読んだ『週刊文春』*1に載っていた、「秋の新ドラマ「あ〜つまらん大賞」発表」と云う記事の、言葉の弾み方が実に面白くて、書き…

下戸の呑み会好き。

じぶんでは信じられないほど朝早くから起きて宝塚へ。春野寿美礼のさよならショウを見たくて大劇場のなかで、当日券の抽選に並ぶが、何がないって、私には籤運と云うやつがなく、今朝も奇跡は起らず。もう此処で春野寿美礼の舞台を観ることは二度とないんだ…

シアターシンクタンク万化を観る。

シアトリカル應典院で、シアターシンクタンク万化の新作『多勢に無勢2 〜刑事たちの挽歌〜』を観る。 美浜源八の脚本は描くものが明らかに変わってきている。これまでの彼の作劇の方法や人物の造型は、あからさまなジュブナイルであり----彼の好む表現ならば…

きょう届いたDVD

F・W・ムルナウ監督『最後の人』(紀伊國屋書店) ロバート・アルドリッチ監督『キッスで殺せ』(紀伊國屋書店)

きょう届いたCD

『ドビュッシー「海」/「夜想曲」より「雲」、「祭」/「牧神の午後への前奏曲」/細川俊夫「循環する海」』(指揮:準・メルクル、フランス国立リヨン管弦楽団。NAXOS)

きょう届いた新刊と買った古書

野矢茂樹『大森荘蔵 哲学の見本』(講談社) 連城三紀彦『黄昏のベルリン』(講談社文庫)

雨。

雨。 雨が止んでから、夕方、姑の病院へ葡萄を持ってゆく。その途次、古本屋を一軒見つける。漫画が中心。 寝台で配膳の夕食を摂る姑と駄弁っているうち、会社を退けた柚子が来る。 帰宅後、饂飩を茹でて、ふたりで食べる。

狩野永徳と三十三間堂

ベランダの金魚金銀に餌をやる。水面を見つめているが、水草の影の下からなかなか姿を現わさず。諦めてそのまま洗濯物を干して、ふと再び目を落とすと、赤い塊がふたつ、ゆらゆらと縺れ合いながら、水面の餌を啄んでいる。 おでんを持って姑の病院に行き、や…

きょう届いた新刊

久生十蘭『久生十蘭「従軍日記」』(翻刻・小林真二。講談社)