2005-07-01から1ヶ月間の記事一覧

まーしゃんず・ごーほーむ

朝食は本日も休日メニュウ。ホットケーキは飽きないのだ。 バイロン・ハスキン監督の1953年版『宇宙戦争』を観る。私はスピルバーグの『宇宙戦争』に、『プライベート・ライアン』の冒頭で展開された戦争残酷エンタテインメントの現代編を期待して映画館に足…

ご近所物語、なんつって

朝食は休日メニュウ、ホットケーキとレタス炒め。 自室で冷房を入れながら、谷崎潤一郎の『武州公秘話』を読み進める。谷崎を読むのはずいぶん久しぶりだが、いやァ実に面白い伝奇小説。 柚子と昼飯の材料を買いに、近所のスーパーまで出掛ける。その折、野…

鼻ぴくぴく

現存する女優の中で、私が最も偏愛するニコール・キッドマンの主演最新作(監督はノーラ・エフロン)『奥さまは魔女』*1を試写で観る。実はこの映画、柚子が先に一般試写会で観ていて、そのとき私の携帯に「映画は嫌みのないラブコメで面白かったよ。キッド…

何もない日も何かを書かねば

今朝、尋常でない五月蝿さの蝉の声に起こされ、窓を開けると、腕を延ばせば届く距離にある隣の家の白い壁に、デカイ蝉が留まって鳴き叫んでいた。そんな処で幾ら鳴いても、誰も聴いちゃくれないだろう。ふと、憐憫の情に駆られた。しかし、蝉の数は増えすぎ…

きょう買った古書と新刊書

ヴィッキイ・バウム『グランド・ホテル』(訳・伊藤尚志。早川書房) 谷崎潤一郎『武州公秘話』(中公文庫)

きょう買った古書

ロレンス・ダレル『セルビアの白鷲』(訳・山崎勉。晶文社) ヨーゼフ・ロート『聖なる酔っぱらいの伝説』(訳・池内紀。白水社) バートン・ホームズ『写真集 日露戦争』(読売新聞社) ジョージ・D・ポッター『マレーの虎 山下奉文の生涯』(訳・江崎伸夫…

チンポコV2米本土攻撃!大統領爆殺!

珍しく仕事が早く終わり、柚子は用事で帰りが遅いので、去年からバイロイトで悪評だらけの『パルジファル』の演出を手掛ける、クリストフ・シュリンゲンズィーフ*1の映画『ユナイテッド・トラッシュ』のヴィデオを観る。ポストモダン文学が暑さに頭をヤラレ…

きょう買った古書(既に手許になし)

辻村ジュサブロー『ジュサブロー満漢全飾』(美術出版社)

古書拉致監禁

新城カズマの『サマー/タイム/トラベラー』をようやく読み始める。ずいぶん私好みの小説だ。皮肉と諧謔と衒学趣味に満ち充ちたナイーヴな青春小説。ガイナックスが生み出した最も偉大な作品は、ひょっとすると『フリクリ』なんじゃないかと一瞬でも思った…

きょう買った書籍

新城カズマ『サマー/タイム/トラベラー』(第二巻。ハヤカワ文庫)

バッド・テイストな飲み会

と或る用事で早朝から出掛ける。その行路で、大きく迂回して堂山町のツタヤでヴィデオを返却。 昼、と或る用事を終えて、出先の小さな本屋で新城カズマの『サマー/タイム/トラベラー』の第二巻が出ているのを見つけて、買い求める。 そのまま実家に。弟が…

引きこもり映画祭

昼前から、柚子は用事で出掛ける。 『書かれた顔』の続きを観る。後半は「Twilight Geisha Story」と名づけられた劇映画。ふたりの若い男の狭間で、恋愛遊戯の綱渡りをする、ちょっと哀感溢れる芸者を玉三郎が演じる。しかし、本当に玉三郎は美しい。また舞…

白粉を刷毛で塗っていくシーンが良い

帰宅後、柚子と一緒に、ダニエル・シュミットが坂東玉三郎を撮った『書かれた顔』を観る。柚子はずいぶん疲れていたようで、睡魔に襲われて、じきに寝室へ退く。玉三郎へのインタヴューや彼の舞台の映像(ちらっと出てくる初舞台(?)の映像がめちゃくちゃ…

ひとごこち出で来給ふ

締め切りが明ける。終日、事務所で過ごした。会社が退けてから経理のおねーちゃんと駅構内の喫茶店でちょっと駄弁る。 9時過ぎ、帰宅。ちゃんと入浴し、柚子の隣で夕食を摂り、彼女が眠ってからは、自室で『ドン・カルロ』を小さな音で流しながら、ボンヤリ…

子どもの頃はオペラの演出家になりたかった

先日、本屋で『GRAND OPERA』のバックナンバーをぱらぱらやっていて初めて知ったので今更だが、去年のザルツブルク音楽祭でロバート・カーセンが演出した『ばらの騎士』*1が、時代設定を18世紀から第一次大戦勃発の直前、つまりハプスブルク家の帝国がグスグ…

きょう買った本と漫画

小畑恒夫『ヴェルディ』(音楽之友社) 伊藤明弘『ワイルダネス』(第4巻。小学館)

働けど働けど……

終電にて帰宅。F大兄から携帯に電話。駅で電車を待つ間、駄弁る。 帰りの電車の中で『ワイルダネス』の最新巻を読む。次巻以降が期待できそうな展開。 帰宅するなり柚子の隣に転がって、そのまま眠り込んでしまう。

オペラと素麺

朝食を取ってから部屋に篭り、どっかとミースの椅子に座って扇風機に当たりながら、ジュリーニ指揮の『ドン・カルロ』の続きを聴く。とても立派なオペラ。大変気に入る。全幕を再び頭から聴く。これは『パルジファル』並みに良いかも知れない! ずっと『ドン…

姪は今日はちょっと歩いたそうだ。

昼前、義姉夫婦が姪を連れてやってくる。姪は眠いらしく不機嫌。私も昨晩からの眠気の所為でスウィッチが切り替わらず、何となく団欒の場に居づらい。そのうち椅子で舟を漕いでしまったので、二階へ退がる。 柚子の部屋で冷房を掛けて昼寝する。そのうち、柚…

美に骨抜きにされる

昨晩は夜中のうちに仕上げてメールする筈だった仕事を、そのままにして転寝してしまい、曙光で目を醒ましてから、慌てて書き上げて送る。 それから9時過ぎには、朝食も摂らずに隣の駅前のショッピング・センターのチケットぴあへ。11月に日生劇場で演る、飯…

きょう買った漫画

幸村誠『ヴィンランド・サガ』(第1巻。講談社)

きょう買ったCD

ヴェルディ『ドン・カルロ』(指揮:カルロ・マリア・ジュリーニ。コヴェントガーデン王立歌劇場。1969年録音。EMI)

竹中直人の新作を観た

試写で、竹中直人の最新監督・主演作『サヨナラCOLOR』*1を観る。竹中直人は独り身の暢気な医者で、原田知世が病院に入院してくるガン患者。ふたりは高校の時の同級生で、そのころ医者は、彼女のことが猛烈に好きで、今ならストーカーと呼ばれること必至のケ…

きょう買った古書

フランソワーズ・ジルー『アルマ・マーラー』(訳・山口昌子。河出書房新社刊)

失敬だな!

外回りから帰ってきた若さまが云った。 「いやーさっき小学校の前を通ったんですけど、プールの授業で、女の子たちがぶわーっと水着で並んでたんですよ。ボクはヲタクなんで「うおおおおおおおおおっ!!スク水!スク水ッッ!」って、思わず興奮しちゃいました…

きょう買ったCD

モーツァルト『フィガロの結婚』(指揮:ベルトラン・ド・ビリー。ウィーン放送響。ARTE NOVA) モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』(指揮:ベルトラン・ド・ビリー。ウィーン放送響。ARTE NOVA) モーツァルト『コシ・ファン・トゥッテ』(指揮:ベルトラ…

冤罪ですヨ、冤罪!

晴れ。 帰宅すると、一階の洗面所の扉が、またいつものように静かに開閉できるようになっている。「やっぱり湿気が原因だったんだよ、本の重さは関係ないねぇ」と、勝ち誇って柚子に報告すると、彼女は、上目遣いで凝ぃーっと私を見つめ、一言一句を噛んで含…

駄弁る日

今朝も雨。午前中には止んだ。 占星術を良くする柚子に、昨日今日は火星と太陽がガチンコで睨み合っている日なので、会社で衝突しちゃダメよと諭される。なので、本日は小競り合い程度で収めることができた。午後過ぎ、締め切り明ける。 直後の昼休みに、F…

終電の夜

朝から終電まで、昼休みにちょっと会社の近くのジュンク堂に行った以外は、終日社内で締め切りに追われる。 途中、U君から携帯に電話。会社の外の階段で少し話す。

きょう買った古書

押井守『トウキョウ・ウォー』(エンターブレイン) 富士見文庫版は当然持っているのだが「大幅な加筆修正を施された完全版」と云う腰巻きの惹句を読んで、心穏やかでいられるほど、私は人間ができていないので。新古本なのでしかも安価。 佐藤茂『競漕海域…